テニス動画を撮ったら、一番得意だと思っていたものが一番ダサかった話

先月、テニスの動画を撮りました。
きっかけはサーブです。
苦手だし、「一度ちゃんと見てみよう」と思ったからでした。

ところが、動画を見返して一番ショックだったのは、
サーブではなくストロークでした。

自分では
「ここは得意」
「安定している」
と思っていた部分。

足はほとんど動いていないのに、
上半身だけがやたらバタついている。
打つ瞬間には、なぜか後ろに跳ねるような動きまで出ていて、
自分のイメージと現実の差に、正直かなり引きました。

・なぜ足が動いていないのにバタつくのか
・なぜ打つたびに後ろへ跳ねてしまうのか
・なぜ試合になるとミスが増えるのか
・なぜリターンだけは安定しているのか

恥ずかしい思いをしながら動画を見ていると、
次々と疑問が湧いてきます。

そこで試しに、その動画をChatGPTに見せてみました。

ただ、いきなり「正解のフォーム」を教えてもらおうとしたわけではありません。
やったのは、動画を前にして、気になった点を一つずつ言葉にしていくことでした。

「なぜここで体が浮くんだろう」
「足が止まると、なぜ上半身が暴れるんだろう」

そんな疑問を、そのまま投げていく。
すると返ってくるのは、答えというより、整理された視点でした。

いわば、壁打ちのような対話です。
こちらが違和感を言葉にすると、それを分解して返してくる。
するとまた別の疑問が浮かび、次のポイントが見えてくる。
その繰り返しで、問題点が「感覚」ではなく「構造」として、少しずつ輪郭を持ってきました。

印象的だったのは、
「フォームが悪い」「ここを直せ」といった話が、ほとんど出てこなかったことです。

代わりに示されたのは、
どこで余計なことをしているのか、
どこで力の流れが途切れているのか、
その順番でした。

サーブについても同じでした。
新しい技術を足すというより、
「どこで無意識に余計な動きをしているか」を一つずつ整理していく作業。

その影響で、
なんとなくやっていた素振りやイメトレの質が変わり、
実際に打つボールも、少しずつ変わってきました。

動画を撮らなければ、
自分が打つたびに後ろへ跳ねていたことにも、
たぶん気づかなかったと思います。

今回あらためて感じたのは、
客観的に見ることの大切さと、
違和感を言葉にできるかどうかの差でした。

この見直しは、ストロークやサーブだけで終わりませんでした。
フォームを整理していくうちに、
特徴的な足音がする歩き方や、無意識のがに股といった、
もっと基本的な動きの癖にもつながっていることが分かってきました。

ただ、この話を始めると長くなりそうなので、
それについてはまた別の機会に書こうと思います。

今回の「大改造」で一番変わったのは、
フォームそのものよりも、
自分の見方だった気がしています。

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